我が家にはかわいい神様が住んでいます。

ウーパールーパーのホピです。

 ホピをウパ神様(うぱがみさま)と呼び始めたのは、写真の左側に映っている鳥居のオブジェクトを入れてから。あまりにも似合っているので…ホピのアフレコをするときの一人称は「」です。

 ホピと暮らし始めたのは2022年3月27日。2025年5月現在(推定)3歳。女の子ですが、つい最近病院で性別が判明しました。3年近くずっとオスだと思ってました(笑)。

 ここではかわいいおっとりさん、ホピとの日常を紹介していきます。

ホピとの出会い

 出会いは春、突然でした。(笑)

 うちでは以前からメダカを飼っていました。その日は近所で「メダカフェス」なるものが開催されており、多くのメダカショップが露店を出すとのことで親子で「行ってみよう!」と足を運びました。ドクターフィッシュ体験やメダカすくいなど、ただメダカが売られているだけでなく、親子で楽しめました。

 そしてある露店に、メダカだけでなく様々な種類のウーパールーパーの赤ちゃんたちが並んでいました。そして子供が突然、「お母さん、この子うちで飼いたい…」と言い出したのです。ウーパールーパーは聞いたことあるけど、あまりにも突然で私も「えっ、これ何?魚?」な状態だったので、最初は「ダメだよ、うちには水槽もないし、育て方がわからないから勉強してから飼おうね」と諭しました。

 ところが子供の方は図鑑で知っていたようで、「知ってるよ!ウーパールーパーは両生類だけどずっと水槽で飼うんだよ!帰りにお世話グッズ買って帰ろうよ!私お世話ちゃんとするよ!」との熱弁に負けてしまいました。それにその場でも少し調べたのですが、16℃ほどの冷たい水温を好むウーパールーパーが、少し暑いくらいの春の日に外にいるのも辛いだろうなと考えてしまいました。この時、私は既にウーパールーパーのあの独特愛らしい姿に魅了されていたのでしょう。(笑)

 そして気づけば1,000円札を店員さんに渡していました。その場でも育て方、必要なものを少し聞き、ホームセンターへ直行しました。幸いメダカ用の使っていない水槽一式は家にあったので、エサと水流除けの土管の置物を買って帰りました。種類や数は少ないですが、ウーパールーパー用のエサがあってよかったです。

 こうしてウーパールーパーが家族の一員となりました。

7cmのベビーウーパールーパーでした。まん丸おめめがかわいい!!チャームポイントのふよふよしたエラが最高!!

名付け、「ホピ」の由来

 物はそろったとはいえ、育て方の知識はまだ知らないことだらけでした。水槽の水のカルキ抜きをした後、水温を適温にし、まずは買ったままの水の袋ごと水槽に入れて水合わせをして、数時間後にそっと水槽へ…とかなり慎重に引っ越ししたのを覚えています。置物のように動かない姿をじっと観察して、ハラハラしていました。時々エラを「ふよっ」と動かすのをみて、親子で「動いた!」と歓声を上げていました。(笑)

 引っ越しして一段落した頃、「名前つけなきゃね」となり、悩みました。私が子供の頃に買っていた犬の名前は「コロ(仮)」と「マル(仮)」だったので、今どきのセンスの良い名前が浮かびません。

 悩んでいた頃、私は子供の名前を決めた理由の一つを思い出しました。私はある色を表す名前なので、子供の名前も色にちなんだ名前に願いを込めたものです。このウーパールーパーも家族だからそれでいこう!ということで、白にうっすらピンク(種類は「リューシスティック」)のこの子は、ホワイトとピンクで「ホピ」となったのでした。

 のちに「この子、ホピじゃなくなるんじゃ…?」と心配する出来事もありますが、今も改名せずに済んでいます。

土管の穴ではなく隙間に隠れるホピ。成長して入れなくなるまではここがお気に入りでした。

ウーパールーパーの飼い方を知る

 それから毎日、掃除や水替え、エサの量や頻度を試行錯誤しながらの飼育です。最初は、小さな粒のエサを目の前で動かしても食べてくれず、心配でした。慣れてくると落ちてきたエサを食べてくれるようになり、さらに底に沈んだエサも探して食べてくれるように。赤ちゃん用の小粒のエサを一日2回、各5,6粒くらいは食べてくれていたと思います。エサ用のピンクのピンセットを見つけると寄ってきてくれるようにもなりました。

 排便も見た目がわからず、除去するのにも苦労しました。ウーパールーパーのフンは薄い砂色(色はエサにもよります)で、薄い膜に包まれていますが、踏み散らかして水中に混ざると水替えになります。毎日は出ないので、頻度もわからず、一週間でないのは普通なのか、エサが足りないのか…など心配だらけでしたが、ずっと一緒にいると何となくわかってきました。

 水替えも最初は毎日、少なくとも2~3日に一度3分の2程を交換。必ず前日に汲み置きしておき、カルキ抜きと水温調整をしていました。フンが散らばってしまったりして特に汚れていたり病気にかかった場合はその都度、毎日フィルターも掃除と全換水をしていました。

★ウーパールーパーの健康状態が悪い場合

  • エサを数日食べない、食べても吐き戻す(エサが体に対して大きすぎる場合もある)
  • 体(特にエラ付近)に白いフワフワしたものがついている(水カビ病の可能性あり)
  • お腹が異常に膨らみ、体が水面に浮いているプカプカ病の可能性、仰向けの場合は特に重症)
  • プカプカ病とは逆に水面へ上がりたいのに上がれない(腹水病の可能性あり)
  • 多頭飼いの場合は共食いなどのケガ
  • その他、皮膚病など

 これらの症状がみられた場合、自宅で対処できる場合もありますが、自信がない場合や改善しない場合はウーパールーパーや両生類に詳しい動物病院に行くことをお勧めします。水カビ病などはある程度自宅で対処できるため、後日改めて紹介します。

癒しをくれる無表情(?)

 慣れるまではお世話が大変でしたが、エサの気配がすると「ふよよ~」と寄ってきたり、動かずエラだけをたまに「ふさぁ…」としている姿を眺めていると、時間の流れを忘れて見入ってしまいます。全く表情は変わりませんが、たまにあくびをしていたり、エサをキャッチしきれなかったときは、何となく物悲しい表情をしている(気がします)ので、見ていて飽きません。

 飼育下のウーパールーパーは、最長で24年ほど生きていたそうです。しっかりお世話をしていれば、長く癒しをくれる存在です。おうちに迎える予定がある方は、愛情と責任を持って育ててあげましょう。

 この後もウパ神様・ホピとの日常をつづっていきます。一緒にウーパールーパーとの生活を楽しみましょうね!!